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瞑想で睡眠の質は上がる?メタ分析によると...

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過去の研究によると、定期的に瞑想を行っている人たちは、知覚や記憶、感情を司る脳の領域に構造的な変化が観察されています。

また別の研究でも、気分に影響を与えることが分かっているようです。

しかし、睡眠との関係については、はっきりとした結論が出ていないままでした。

そこで新たな論文ではこの疑問について調べ、興味深い結果を明らかにしています。

論文は、”Annals of the New York Academy of Sciences”に掲載されました。

瞑想と睡眠の質の関係とは?

今回の研究の目的は2つ。マインドフルネス瞑想が睡眠の質を向上させるのかと、他の睡眠テクニックとの効果の差です。

研究者らはシステマティックレビューとメタアナリシスという研究方法を採用し、マインドフルネスと睡眠の関係に関する18の論文を分析しています。

 

データの内訳はと言うと、

  • 分析対象は、睡眠に難のある大人(不眠症など)
  • マインドフルネス瞑想(MBSRやヴィパッサナー瞑想など)とコントロール群(アクティブまたはプラセボ、待機)で睡眠の質に差があるかを検証したRCTのみ分析
  • 瞑想時間は3~42時間とバラバラ

と言った感じです。

 

マインドフルネス瞑想は睡眠の質を上げる

分析の結果、コントロール群(プラセボや待機)と比べてマインドフルネス瞑想が睡眠に効果的であることが分かりました。さらに、効果は5~12ヶ月持続していたそうです。

また、11の研究を統合したところ、睡眠の質に中程度の効果量が出たとのこと。

 

そしてもう一つの目的であった、他の睡眠テクニックとの比較に関しても興味深い結果が出ています。

700人対象の7つの研究を統合すると、マインドフルネス瞑想の睡眠の質への効果は、運動や良い睡眠習慣(寝る前にスマホを遠ざけるなど)と同程度だったのです。

不眠症の人は他の睡眠テクニックと瞑想を組み合わせて実践すると、寝付きが良くなるかもしれませんね。

 

睡眠テクニックの1つとして瞑想を試してみよう

運動や睡眠習慣、認知行動療法など、科学的に認められた睡眠の質を高める方法はいくつもあります。

しかし、誰もがその恩恵を得られるわけではありません。事情があり運動ができない人や、睡眠習慣を変えてもメリットが得られなかった人もいるはずです。

 

瞑想は強力な効果こそありませんが、今回の結果から睡眠の質を改善するのに役立つことが分かりました。

不眠で悩む人は、睡眠テクニックの1つとしてマインドフルネス瞑想に取り組むことを考えてみてはいかがでしょうか。

 

気になる効果的な瞑想時間ですが、研究によって介入を行った時間はばらばらでした(短くて計6時間)。

いつ効果が出るかはわからないので、毎日コツコツと取り組み、変化を楽しみに待つと良いでしょう。

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