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祈りや礼拝で記憶力の低下を防げるかも

religious memory

50、60歳を過ぎても、記憶力を高く保てたらいいですよね。

孫の名前を忘れるくらいに頭がボケてしまうのは勘弁だという人は多いでしょう。

運動や食事に気をつければ、ある程度は認知機能の低下を防ぐことができます。しかし、若い頃ならまだしも、年を取ってからこれらを始めるのには辛さを感じざるを得ません。

そこで簡単にできるのが、宗教的な行動です。ミシガン大学の新しい研究によると、頻繁に宗教的な行動を行っていた人たちは、50歳を過ぎた時の記憶の低下が抑えられていたことが分かりました。

宗教というと身構えてしまうかもしれませんが、ここでいう宗教とは礼拝や祈りを捧げることです。スピリチュアルではないので、安心してください。

宗教で記憶力が上がる?

過去に行われた研究では、宗教によって心身の健康にメリットがあることが分かっています。

簡単に言ってしまえば、お祈りでメンタルにも体にも良い影響があるということです。

では、認知への影響はどうなのでしょうか。この疑問をミシガン大学の研究者が調べてくれています。論文が”Research on Aging”に掲載されました。

 

今回の研究では、2006-2012年に集められた50歳過ぎの16,069人分のデータを分析したそうです。

データに含まれていたのは、

  • 記憶テストの結果
  • 礼拝に参加している頻度
  • プライベートでの祈りの頻度
  • 人種、民族
  • うつの傾向

など。

記憶テストとは、10の単語を耳で聞いてから一度テストをし、5分後に再度単語を思い出すというものでした。

この記憶テストの結果と、礼拝や祈りとの関係性を調べたのです。

 

礼拝と祈りが記憶力と関係していた

分析の結果、人種や民族などに関わらず、礼拝と祈りを頻繁に行うことと記憶力の高さに関係があることが分かりました。

協会で祈りを捧げたり、家で家族の幸せを願ったりすることで、ボケの防止に繋がるかもしれないということです。

 

今回の結果を受けて研究者は言います。

礼拝に参加することは仲間との関わりを促すのかもしれない。社会参加は認知とポジティブに関係しているのだ。

友達や家族と一緒にいることで頭がボケないという話を聞いたことがありませんか。礼拝は人と関わる機会を与えてくれることで、記憶力の低下を防いでくれるのかもしれません。

 

しかし研究で詳しく分析したところ、社会参加の影響を除いても、宗教的な行動によるメリットは残るという結果が出ています。

礼拝・祈りの効果の要因は他にあると考えられるでしょう。

 

宗教的な行動には瞑想と同じ効果がある?

なぜ、宗教的な行動が記憶に影響したのでしょうか。

研究者によると、

1つの考えられるメカニズムとして、プライベートでの祈りと記憶力のポジティブな関係は、瞑想やリラクゼーションによる効果が関与しているのかもしれない。瞑想やリラクゼーションは心理的なストレスを減らし、認知機能を保つ助けとなり得る。

とのこと。

 

祈りと瞑想には似たところがあるのかもしれませんね。

どちらも静かなところで行い、意識を一点に集中させます。祈りは人の幸せを、瞑想は現在に意識を向けるのです。そうすることで心が穏やかになり、ストレスが減り、記憶力にも影響するのでしょう。

 

今回の研究に興味が湧いた方は、瞑想を行うのでも良いのではないでしょうか。瞑想のやり方はこちらの記事を見てみてください。

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