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嘘をつきやすい親の元に生まれた子供は、どんな大人になるのか?

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「お金がないから、お菓子は買わない」

子供を正しい方向に進ませるために、嘘をつく親は少なくないでしょう。しかし、そのせいで立派に成長するどころか、真逆に育つ可能性の方が高まるかもしれません。

新しい研究によると、親に嘘をつかれた記憶を思い出しやすい人は、心身に問題を抱えやすかったとのこと。

論文が”Journal of Experimental Child Psychology”に掲載されています。

 

親の嘘を思い出しすい人ほど心身に問題があった

教育法の1つとして嘘が使われるのは、珍しくありません。純粋な子供は親の話を真実だと捉え、指示に従おうとするでしょう。

しかし、本当に嘘をついて良いのでしょうか。

この疑問を解消するべく、南洋理工大学らの研究者は、親の嘘が子供に与える影響を調べました。

 

実験では、シンガポールの若者397人を対象に、次の質問を行っています。

  • 子供時代に体験した親の嘘
  • 親への態度
  • 心身の健康さ

親の嘘に関する質問では、例えば「一緒に来ないなら、どこかに行っちゃうよ」と言われた経験があるかを聞いたそうです。

 

すると、嘘をつかれた過去を思い出しやすかった人たちは、大人になってから嘘をつきやすく、外在化問題(ルール破り、攻撃性)とも関係していました。

つまり、親に嘘をつかれていた子供は、社会的に不適応な行動を取りやすかったのです。

 

さらに、被験者たちの嘘のつきやすさが、サイコパス(わがまま、人を操る)と内在的問題(恥や罪悪感、不安)と繋がっていたが分かりました。

間接的にはあるものの、親の嘘が子供の不安定なメンタルと関連していたのです。

 

とはいえ、今回の研究では相関しか分析されていなかったり、質問にセルフレポートが使われていたりといった理由で、因果関係までは明らかにされませんでした。

そのため、なぜ親の嘘が子供に悪い影響を与えていたのかは分かりません。

 

今言えるのは、親は誠実に子供と向き合うべきだということです。もし、真実が人を傷つけるのであれば、優しい言い方に変えるなどの工夫をしましょう。

何よりも、我が子を献身的にサポートしながら、成長を見守るのが大切なのです。

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