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瞑想トレーニングを積めば脳の活動にまで変化が現れるかも

brain-meditation

瞑想で注意力が上がる、という話を聞いたことがある人は多いでしょう。

瞑想をすでに何年も行っている人は、ちょっとやそっとでは集中が乱されないことを実感しているはず。

そのおかげで勉強が捗るようになったり、仕事のミスが減ったりしたかもしれません。

しかし、瞑想を行ったことのない人たちからすると、「それ本当なの?」と思わずにはいられません。

そこで新しい研究では、脳波計を使って瞑想による脳の活動の変化を調べています。

論文は”PLOS One”に掲載されました。

 

瞑想と神経活動の関係は?

モナッシュ大学らの研究者らは、瞑想経験者の34名と未経験者28名を対象にした実験を行っています。被験者たちに認知テストを実施し、その間に脳波を測定したとのこと。

瞑想経験の有無が、脳の活動にどんな影響を与えているのか調べたのです。両グループともに、年齢と性別はマッチされています。

 

瞑想経験者は最低でも週に2時間、6ヶ月以上続けている人たちでした。瞑想期間の平均は、約8年だったそうです。

認知テストでは、注意とセルフコントロールのテスト「ゴー・ノーゴー課題」を行っています。

 

瞑想経験者は脳の2つのエリアが活性化していた

実験の結果、両グループでテストに答える反応時間に差はありませんでした。

しかし瞑想経験者は、より正確に回答をしていたそうです。そして、脳波からは未経験者とは異なる活動が観察されています。

 

認知テスト中、瞑想経験者は瞑想未経験者よりも前頭前皮質が活性化していたとのこと。ここは、注意や意思決定に関するエリアです。

さらに、コンピュータスクリーンにイメージが現れてすぐに、右頭頂葉が活性化していたことも分かりました。右頭頂葉の活性化が意味するのは、視覚情報に素早く反応するためだと思われます。

 

結果を簡単にまとめると、瞑想経験者は未経験者よりも、素早く正確に問題を解けるような脳の状態にあったということです。注意力が高まっていたことが分かります。

瞑想の効果なのかはよく分かっていない

実験結果を見ると、瞑想にすごい効果があるような気がしてきます。が、今回の研究は横断研究というデザインで行われたもの。比較的信頼性の低い実験デザインなので、結果の解釈には注意が必要です。

 

瞑想自体が脳の活動を変化させたのか、それとも他の要因が影響したものなのかがはっきりしていません。

また、瞑想を少し経験している人たちから、同じような脳波が観察されるかも分からないのです。

 

何にしても、瞑想は認知機能やメンタルに良い変化をもたらしてくれるので、トレーニングすることには大きな価値があるでしょう。

何時間、何分練習すればいいのかは分かりませんが、毎日少しずつ続けることが大切だと言えます。

脳の神経活動に変化が現れるくらい、頑張ってみてはいかがでしょうか。

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