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老化スピードが軽減される?あの瞑想の驚くべき効果が判明【米研究】

2019年9月6日

meditation-telomere

年を取っても若々しくいられたら、どんなにありがたいことでしょうか。

おばあちゃん・おじいちゃんになっても、病気一つなく元気に暮らしたいものですよね。

そこで、若いうちから老いを対策できる方法として瞑想が効果的です。

しかし、効果のある瞑想の種類は1つだけ。その瞑想法とは何なのでしょうか。

新しく出た論文”Psychoneuroendocrinology”からその答えをお伝えします。

瞑想は老化の指標の1つテロメアに効果あり

過去の研究によれば、瞑想がテロメアの長さを保つ効果があることが分かっています。

 

テロメアとは、染色体の末端にある構造のこと。老化の指標の1つと言われており、年を取ること等によって長さが短くなっていきます。

すると、細胞の老化が始まり、がんや臓器の機能低下といった問題が生じやすくなってしまうのです。

つまり、テロメアが長ければ、それだけ体の年齢が若いと言えるでしょう。

 

そんなテロメアですが、一度短くなってしまうと簡単には修復させられません。

しかし研究では、瞑想によってテロメアの短縮するスピードを遅らせれる可能性があることが分かってきました。

体を若々しく保つには、瞑想トレーニングが有効かもしれないのです。

 

慈悲の瞑想にテロメア短縮を遅らせる効果があった

新しい研究では、テロメア短縮を遅らせれる唯一の瞑想法の存在が判明しました。

 

研究を行ったのはノースカロライナ大学らの研究者たち。12週間の長いRCT(ランダム化比較試験)を行い、瞑想とテロメアとの関係を調べています。

実験の対象は、ノースカロライナ州ダラムとオレンジに住む35~64歳の176人。彼らは、瞑想にほとんど取り組んだことのない人たちだったそうです。

 

被験者らはランダムに3つのグループに分けられ、テロメア短縮との関係を調べられました。

  1. 6週間の慈悲の瞑想のワークショップ
  2. 6週間のマインドフルネス瞑想のワークショップ
  3. 待機

慈悲の瞑想では自分や他人の幸せを願うことを行い、マインドフルネス瞑想では呼吸や体に意識を向けるといったやり方が使われました。

 

さらに、他にも次のことをしています。

  • 実験の始めと終わりに血液サンプルを採取
  • ワークショップ以外での瞑想トレーニングの時間を質問
  • 実験期間の感情の状態も質問した

 

どのグループもテロメアの短縮が進んでいたけど...

実験の結果、どのグループもテロメアが短くなっていたことが分かりました。

しかし、慈悲の瞑想のみ、短縮するスピードが遅かったとのことです。

 

瞑想に取り組んでいた時間は、マインドフルネス瞑想グループで平均10.3時間、慈悲の瞑想グルーグは平均13.6時間でした。

大体10~20時間ほど取り組めば、効果が現れるのかもしれません。

 

今回、実験の対象年齢が35~64歳だったので、子供や青年に同じような効果が現れるかは不明です。また、瞑想初心者のみが参加のため、瞑想エキスパートに効果があるのかも分かりません。

ただ、個人的には慈悲の瞑想を行う価値は充分あるように思います。

 

瞑想と老化のプロセスの関係については、よく分かっていないそうです。テロメア短縮にはストレスが影響を与えているという話もあります。

しかし今回の研究では、瞑想による気分の変化はテロメアに影響していませんでした。因果関係は明らかにされていませんので、今後の研究で突き止められることに期待したいところです。

 

慈悲の瞑想のやり方は、こちらの過去記事に書いてありますので参考にしてみてください。

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