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メンタル

退屈下手は不安になりやすい?脳波研究から意外な結果が明らかに

2019年7月16日

退屈

つまらない作業をしている最中は、あれこれと考えが浮かぶものです。

今日の夕飯のメニューを考えたり、週末に何しようか想像したりしますよね。

しかし、中には退屈さに耐えきれず、イライラしてしまう人もいるでしょう。

そんな人は要注意。2019年5月に発表されたワシントン州立大学の論文では、退屈をうまく対処できない人はネガティブになりやすいことが明かされました。

退屈さを感じている時の脳波を調べた

できれば退屈なことは避けたいもの。しかし、どうしてもやらなくてはいけない時もあります。

そんな時、どうやって効果的に対処すれば良いのでしょうか。

研究チームは、退屈な作業をしている最中の脳波を調べることでそのヒントを得ようとしました。

すると驚くべきことが確認されたようです。

 

右前頭エリアが活発になる人の存在が判明した

ワシントン州立大学の研究者が実験を行ったところ、退屈を感じやすい人の脳波にある特徴が見つかったそうです。

右前頭エリアと呼ばれるネガティブな感情を感じやすいエリアの活性化が確認されました。不安やストレスの影響を受けやすいということになります。

逆に、左前頭葉エリアが活性化していると、色んな考え事が頭に浮かんでいることを示すようです。

 

54人を対象とした実験

ワシントン州立大学の研究では、54人の参加者をラボに集めて実験を行いました。

参加者らは退屈に関する質問と脳波を測定した後、10分間の退屈な作業に取り組むことになります。その作業内容は、PCスクリーンに表示されるペグをクリックするというもの。研究者曰く、すごくつまらないのだそうです。

 

作業に先立って行われたはじめの測定では、退屈を感じやすい人とそうでない人との間に脳波の違いは観察できなかったとのこと。

それに対し研究者は、

以前、退屈にネガティブな反応を示す人は退屈に先行して特有の脳波が現れると考えていました。

しかし、ベースライン測定において、脳波の違いを観察できなかったのです。その違いが現れたのは、退屈な状態にある時だけでした。

といいます。

 

そして作業中の脳波を測定したところ、意外なことが明らかになったのです。

退屈を感じやすい人は右前頭エリアが活性化し、退屈を上手く対処できていた人は左前頭エリアが活性化していたことが確認されました。

つまり、退屈を頻繁に感じたり上手く対処できなかったりする人は、ネガティブになりやすいということです。

 

退屈をうまく紛らわすことが大切

日頃から退屈さを感じている人は、メンタルが悪化している可能性があります。

そのため、退屈にうまく対処するのが大切だと言えるでしょう。

しかし、具体的に何をしたら良いのでしょうか。

研究者はうまく対処できていた参加者を例にそのヒントを教えてくれています。

私たちの実験では、来るコンサートに向けてクリスマスソングのリハーサルを頭の中で行っていた人がいました。

彼らは、ペグの作業をミュージックのビートを刻むエクササイズへと切り替えて取り組んだのです。

退屈を感じたら、この実験の参加者のように自分にとって大事なことを考えると良いかもしれません。

 

今回参考にした論文は【Psychophysiology】に掲載されています。

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